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愛知 不倫主婦・林絵美(39)が全身刺青の浜田一平(36)を包丁で刺殺未遂で逮捕、翌日男も逮捕の巻 [社会派]

「サプライズがあるの」。空港で出迎えた、
林絵美(39)=愛知県安城市根崎町石谷=は
そう切り出して、助手席に座る
浜田一平(36)=大分県別府市扇山=に
目を閉じるように言った。
次の瞬間、女性の手には刃渡り約18センチの
包丁が光っていた。

2020年11月13日夜。
中部国際空港の駐車場で事件は起きた。
浜田一平(36)は、結婚の約束をしていた
加害者の林絵美(39)の家族にあいさつするため、
九州から空路で到着したばかりだった。

自ら110番した林絵美(39)は、殺人未遂容疑などで
駆けつけた警察官に緊急逮捕された。

その翌日、首元を刺された浜田一平(36)も
林絵美(39)に対する脅迫容疑で逮捕された。

交際していた4カ月のうち、直接顔を合わせたのは
この日が4度目。ところがネット交流サービス(SNS)で
交わしたメッセージは約6万通に上ったという。

林絵美(39)は08年、勤め先で知り合った料理人の
夫(44)と結婚。4人の子に恵まれ、愛知県中西部の
郊外にマイホームを建てた。我が子の成長記録を
毎日のようにブログにつづった。

だが、料亭勤めの夫は仕事が激減。月収は10万円近く減った。
4人の子が通う小学校は、20年春から一斉休校になった。
女性は食事の準備や兄弟げんかの仲裁に費やす時間が増えた。
19年末に交通事故を起こして相手にけがをさせ、
入院先への見舞いも欠かせなかった。

唯一、女性の気持ちが安らぐのは、子どもたちが寝静まり、
夫が帰宅するまでの数時間。友人に誘われて始めた
オンラインゲームで、見ず知らずの誰かと、
何気ない会話を交わすのがストレス発散になった。

6月ごろ、人気のゲーム「荒野行動」を通じて浜田と知り合う。
浜田は九州で暮らすシングルファーザー。

フラワーアレンジメントの会社を知人と共同経営しながら、
育児、家事もしていると聞いた。印象は悪くなかった。
無料通信アプリ「LINE(ライン)」の連絡先を交換。
子育てや家事に関するアドバイスを送り合った。

夫の帰宅時間は相変わらず遅かった。
夫婦の会話は夫が床に就くまでの1時間ほど。
女性が職場の愚痴に耳を傾けても、子育ての話には
上の空の夫。そして、すぐ愚痴に戻った。

 「特別枠があってもいいんじゃない」。

知り合って1カ月後、浜田から交際を申し込まれた。
後ろめたさはあった。でも日常的に話をする人ができただけ、
と承諾した。遠く離れて暮らす男性と交際しても、
何も変わらない。そう思っていた。

夫や子どもを送り出した後、毎日のように、浜田と
連絡を取り合った。ハンズフリーで長電話し、
相手の顔が見たければビデオ通話を使った。

そうしたうち、浜田が不満を募らせ、怒りの矛先を
夫に向けるようになった。そして離婚するように促した。

9月初旬、浜田から突然、夫と離婚する気がないなら、
別れようと言われた。まだ一度も浜田に会ったことがなかった。
母親に子どもを預け、九州へ向かった。
その日のうちにとんぼ返りしたが、浜田のことが
いっそう好きになった。

林絵美(39)は「一緒にいるのが苦痛だ」などと言って、
夫に離婚届を突きつけた。浜田の存在は明かさなかった。
夫が近くの実家に戻る形で、別居が始まった。

浜田は9月中旬、「指輪を買いたい」と林に会いに来た。
実際に会うと優しかった。だがLINEに送ってくる文面は、
「離婚が長引いて半年、1年経(た)つようなら
俺は旦那を殺す」「どんな手を使っても確実に殺す」と
過激になった。

浜田の全身には見事なタトゥーがあった。
暴力団とも親交があると告げられ、
「1人処分してほしいと頼んだ」と言い出した。

費用として300万円を支払ったとも聞かされた。
林絵美(39)が夫の身を案じれば
「まだ好きなのか」となじられた。

浜田の言動に恐怖を感じるようになった。
ただ、一緒にいる時はおとなしく、別人のようだった。
9月末、男性に言われるがままに離婚届を出した。

離婚届は妻を取りなすため、夫がやむを得ず
判を押して妻に預けていたものだった。
断りなく、役所に提出するとは思ってもいなかった。
夫は法廷で「宗教か、誰かに操られていると思った」
と振り返った。

浜田は、林絵美(39)の行動を束縛するようになった。
家族や親戚以外の友人らと連絡を取ったり、
SNSをしたりすることを禁止した。
林が10年以上続けていたブログも削除させた。

自分からの電話には必ず出ろ、胸元が開いた服は着るな。
浜田の要求はどんどんエスカレートしていった。
再婚して九州へ引っ越すときには、自宅の窓ガラスを
すべて割って過去を断ち切れ、と命じられたこともあった。

「亡くなった父親からお金を借りて建てた大切な家だ」
と言うと、浜田は怒り狂った。

林絵美(39)はこのころ、別れも意識した。
だが、何をしでかすか分からない浜田と
離れるほうが怖かった。

事件当日の朝。林絵美(39)がふと漏らしたひと言から、
旧友に連絡を取ったのがばれた。一瞬の言いよどみも
浜田は聞き逃さなかった。「何嘘(うそ)つきよんの?」

数秒おきに鳴り続けるメッセージの着信音。
女性がひたすら謝っても浜田の怒りは収まらなかった。

電話でも1時間以上、罵倒された。
やがて、外国人に頼んで林と子どもたちを殺すと
言い出した。林が、自分の身にやいばを向けられたのは
初めてだった。身が震えた。そして浜田が追い打ちをかけた。

 「お前の考える、最悪なことが起きると思え」

林は警察に相談しようと思った。
だが暴力を振るわれてはいなかった。

ドメスティックバイオレンス(DV)には当たらず、
警察に相手にされないのではないか。
自分と子どもの命を守るには、浜田を殺すしかない。
追い込まれた林は、台所にあった包丁を紙袋に入れた。

数時間後、結婚の準備を進めるため、
浜田が会いに来ることになっていた・・・。

        引用元 毎日新聞全国版ほか(画像とも)
浜田一平.jpg

(画像はイメージです)

不倫女とヤクザ男の馬鹿試合…いや、化かし合い。
こんな内輪揉めでも警察が動けば税金が投入される。
複雑な心境ですね。
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