奈良市 障害福祉サービスの一般社団法人ずいおう、不正請求がバレて指定取り消しへの巻

奈良市は12月28日、生活支援員の適正配置や、
本来サービス管理責任者が行うべき個別支援計画の
作成に関わる業務などのサービスをそれ以外の者が
行うなどの法令違反を重ね、不正な報酬の支払いを
受けていたとして、「一般社団法人ずいおう」
＝代表　芝原賢＝奈良市南京終町４丁目３３７−１＝
と、同法人が運営する事業所を、22日付けで
指定障害福祉サービス等事業者の指定取消処分と
することなどを決定した。

指定が取り消されるのは本年4月1日付け。

奈良市は同法人が不正請求を行い受け取った訓練等
給付金や介護給付費の返還を求めており、
加算金を加えた請求金額は1億円を超えるという。

指定が取り消されるのは、ずいおうが行っていた
共同生活援助サービスのほか、
「多機能事業所もとみ」＝奈良市南肘塚町45-3＝の
生活介護、就労継続支援B型の各サービス、
「訪問介護いろは」＝奈良市南京終町4丁目337-1＝の
居宅介護、重度訪問介護、行動援護、同行援護の
各サービス。

「訪問介護いろは」の移動支援（地域生活支援事業）

奈良市の発表によると、ずいおうでは少なくとも
2018年5月から翌年2月までの間、生活支援員が
適正配置されず、2020年12月からは2018年に続き、
2021年12月に2度目の監査を行っていた。

奈良市によると、法人側が不正に請求し、
受領していた給付額は、訓練等給付金が
共同生活援助2528万2358円、
生活介護が2391万9708円、
就労継続支援B型1755万8091円。

介護給付金が、
居宅介護1803万1043円ほか。

　　　　　　　　　引用元　奈良新聞、奈良テレビほか

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