北海道観光船沈没事故 国後島で発見の2遺体、曽山聖さん（27）関ゆちかさん（21）曽山聖さん（27）と確認の巻

北海道知床沖で観光船が沈没した事故で、
国後島で見つかった2人の遺体について、
甲板員の男性と乗客女性のDNA型と一致したと
ロシア側から日本側に連絡があったことがわかりました。

国後島の西岸で先月に見つかった男女2人の遺体に
ついては、日本側は今月9日に複数の乗船者の
DNA型情報を送っていてロシア側が鑑定を進めていました。

海上保安庁によりますと、ロシア側は23日、
この2人の遺体が乗船者のDNA型と一致したと
外交ルートを通じて日本側に連絡してきたということです。

DNA型が一致したのは甲板員の曽山聖さん（27）と、
北海道北見市在住で一緒に乗っていた男性から
プロポーズを受ける予定だった、
関ゆちかさん（21）です。
すでに家族に伝えているということです。

今後、遺体の引き渡しにむけて時期や方法などを
外交ルートを通じて調整します。

引き渡し後には海上保安庁があらためてDNA鑑定し
身元の確認を行うということです。

　　　　　　　　　　　　　　引用元　日本テレビニュース

国後島と日本名がついていながら、
そこは日本ではないのだな。
ようやくご遺体が見つかっても、
すぐに引き渡してももらえない。

遺されたご遺族の心境たるや…。

まずは引き渡しの交渉からはじめないといけないとは…。

人は亡くなると人として扱ってもらえなくなる。
「モノ」扱いだ。人権すら奪われてしまう。
ついさっきまで動き、喋り、共に暮らしていた。
確実に「そこにいた」者がモノとされる…。せつないな。