事件発覚後、うなぎの名店・うな源=大和高田市高砂町2-1=に
人影はない。人っ子ひとり、うなぎ一匹見当たらない。

しかし、人の目を忍ぶように貼り紙が増えていた…



なにが書いてあるのかしら…

近づいてよくよく目を凝らすと…

「たれの原材料表示に誤りがありました」


なんと!たれまで偽装していたとは…!!

もう今更…という気もしないでもないのですが。


この向かいの風景のどこかに「うな偽御殿」と
呼ばれるビルがあります。

このビルにうな偽を運び込むと中国産があら不思議、
国産へと生まれかわります。

しかし、この基準…というのも実に曖昧なもので、
厳密に言えば、日本で生まれた日本育ちの
国籍・日本などといううなぎは存在しないのでは
ないでしょうか?

なにせ、中国から持って来ても、日本の水槽で
エサを与えて、しばらく置くと「国産」表示をしても
いいと言います。

今回の件では、森本猛央社長には同情的です。
確かに大和高田市民を欺いた事は許されるべきでは
ありませんが、彼らにも生活があり
食べていかねばならない。

そして味に、値段マジックにより、国産も中国産も
舌で判別する事ができなかった我ら消費者と、
円広志さん(この時は国産を出したのでしょうが)

「うな偽」料理にとって重要なのは、タレと加工、
焼く技術。うな源はそれらが一流だったのです。

我々にも気づかされた部分、
得る部分が多かったと思います。

うな源さんには一日も早く、大和高田市の商いの世界に
戻ってきていただき、がんばってもらいたいところ。