8月25日、26日、橿原イオンモールで、
イオン、橿原市などの主催により、
イオンモール橿原お仕事体験
「キッズドリームチャレンジ」というイベントが
行われた。

奈良県のコロナウイルス感染者も連日200人を越える、
この状況下で人を集めるイベントを行う…。
とても正気の沙汰ではないとすでにお伝えした通り。

しかし、それは強行された。

結果として、
これは失敗です。

FMヤマトはまだイベントを主催したり、参加できる
体制になってはいない。細かなミスをあれこれ指摘しても
仕方ないのでそれらはすべて割愛するが、
絶対に許せないのは出番を飛ばした子供さんがいること。

「機材の不調」により繋がらず、時間切れ。

「機材の不調」ではない。
機材を扱う人間の不具合である。機材のせいにしてはいけない。

「お仕事体験」をさせる。
子供たちにDJ体験をさせる。
まず、事前にプロのアナウンサ-が子供たちに
仕事を教え、それを習得した子供たちが実際の電波に
自分の声を乗せ、それが放送される…ではなかったのか。

出番を飛ばされた子供の立場はどうすればいいのだ?。

スタジオでくだらない喋りをしているDJの時間を削ったり、
曲を1曲減らしてでも、もう一度やりなおす…という事は
出来なかったのだろうか。

「お聞き苦しい点がございましたことをお詫びします」で、
済ますのでは、あまりにも子供が不憫である。

「夏休みの思い出を作ってあげる」目的ではないのか。

「ボクだけ放送されなかった」。
そんな思い出のままで済ませていいのだろうか。
失敗は誰にでも、どこにでもある。問題はその後である。

例えば、後日その親子をスタジオに招いて、
本物の機材の前でDJ体験をさせてやる…そんな配慮は
できないものだろうか。子供と親の気持ちを考えると切ない。

生放送が終了した夜7時30分から、女性DJ3人による
「大反省会」なる放送が行われたが、これもまたヒドかった。

馴れ合いの誉め殺しあいである。

途中、片塩商店街・マツモト書店のたかちゃんより、
メールが届き放送内容について、
「仕事体験というより、子供に対するインタビューと
 なっていたのが残念でした」と
やんわりご批判が寄せられたが、
真摯に受け止めるのではなく、まだDJとして話せる年齢に
達していなかったので、このような構成になったと仰る。

出場者の年齢とか、最初にわかってたんちゃうのん?。

とにもかくにも、子供に対して悲しい思いをさせたという
自覚は持っていただきたい。この点は譲れない、許せない。