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千葉 35年前の中学校ホモ教師から性暴力を訴え!裏ワザ下着返還請求で栗栖英俊さん(45)勝訴の巻 [社会派]

中学時代の3年間、担任だった男性教師から
性暴力を受け続けた栗栖英俊さん(45)。

すでに時効を迎えているにもかかわらず、
被害の事実を認定してほしいと、34年経った昨年、
独力で提訴し、勝訴を勝ち取ったという。

1988(昭和63)年、松戸市の市立中学校に入学し、
ここで男性教師による性暴力を受けた栗栖英俊さん。

中学1年の2学期のことでした。担任で所属していた
バレー部の顧問でもあった先生から股間を
触られたんです。そのうち、キスされるようになって、
股間を触るのをやめてと言うと、
『オレの言うことを聞けないのならクラスを出て行け、
バレー部の練習も参加させない』と凄まれてしまって。

やさしいと思っていた先生がいきなりそんな風に
豹変し、パニックになって、どうしたらいいか
わからなくなってしまったんです。

そんな精神状態は大人になってからも続き、
自分は価値のない人間だと悩み、
自殺を考えたこともありました、精神科で
処方してもらう精神安定剤や睡眠導入剤なども
手放せなくなりました。

いろいろ考えているうちに、自分は悪くない、
自分は性被害者なんだと気づいたんです。

その一方で加害側の先生は懲戒免職もされずに
教員を続け、退職金までもらっている。
それでまずは松戸市教育委員会と
千葉県教育委員会にその退職金を加害者に
返納させるよう求めたんです。

新聞社やネットメディアにも同じメールを
500通くらい送りました。ただ、

教育委員会に動く気配はないし、メールも返信が
あったのは10通ほどでほとんど反応がない。
それで下着の返還請求を思い立ったんです。

職員室で「助けて!」と泣きじゃくった直後、
先生に校舎の昇降口で下着を脱がされたんです。
しかもゴムの部分にカタカナで「クリス」と書くように
強要されました。そして、『この下着があるかぎり、
おまえはオレの言いなりになるしかない』と
脅かされた。目的は私の口封じでした。

性暴力を受けたことに対する損害賠償請求は
とっくに時効が成立しています。でも、所有権には
消滅時効はかからないと大学(法学部)の授業で
学んだことを思い出し、下着を返せと訴えることに
したんです。

裁判では下着を奪われた経緯についての
事実認定が行われますから、その過程で
私の性被害が認定される可能性が高いと考えました。

その結果、判決では加害者について「原告に対して
同性間の性的行為を求めるようになった」、
また栗栖さんについても「原告の性的嗜好は異性愛」、
「高校進学後、PTSD、ストレス障害または適応障害
などに似た精神の病的症状を呈するようになった」との
認定が下されました。

判決には満足しています。
しかも判決文の最後には「スクールセクハラ行為は
原告が人生でさまざまな幸福を経験する機会を奪い、
人生を破壊した」という一文もありました。
ここまで私の性被害を裁判所が認定してくれたのか
とびっくりしました。――長い戦いでしたね。

自殺を何度も考えました。でも、死なずに今日まで
生きてきて本当によかったと思っています。

        引用元 集英社オンライン(画像とも)
栗栖英俊.jpg

所有権に消滅時効はない。

知らんかったなぁ。

という事は、窃盗や強盗などで公的な時効は過ぎても、
返還請求を起こす事は出来る…ということか。
認められても大した罪にはならないだろうが。

今回もパンツの返還命令は出たであろうが、この方の受けた
30年以上の苦しみ、時間、本来あったであろう別の人生は
戻ってこないのだなぁ。

一方、加害者側の中学教師は無事に定年を迎え、
退職金も頂戴し、悠々自適な生活、余生を過ごしている。
今更訴えてこられても社会的に失うものはなにもないし、
こうして記事になっても実名すら出ないのだから、
ご近所さんに「ホモ先生」の浮名をつけられる事もなく、
これからも楽しい人生をエンジョイしていくのだろう。

しかし、被害を受けられた方がこれで一矢報いる事が
出来たと、少しでも満足できるならそれはそれでよいと思う。
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