SSブログ

去りゆく弁天様 奈良県大和高田市・大衆演劇の弁天座、閉館の巻 [市内の出来事]

大衆演劇の劇場として2005年のオープンから
親しまれてきた大和高田市北本町の「弁天座」が、
9月で閉館する。

新型コロナウイルス禍による経営悪化が原因。
劇団やファンの間からも閉館を惜しむ声が上がっており、
経営者は劇場の運営を他の会社などに任せられないか
模索している。

弁天座は、曽祖父の代から芝居小屋を開いていた
宮崎昌明さん(76)が映画館を改修してオープン。
弁天座1.png

桟敷席も備えた本格的な劇場としてファンの人気を呼び、
黒字経営を続けてきた。しかし、新型コロナの感染拡大で
状況は暗転。客の多数を占めていた高齢者の来館が
激減したことで、売り上げは最盛期の3分の1にまで
減少した。

劇場は現在、昌明さんの他、妻美幸さん(69)、
長男元伸さん(44)、次男和久さん(39)による家族経営。
弁天座.png

ここ2~3年で5人いたパート従業員をやむなく1人に
減らしたり、蓄えを取り崩したりして経営努力を続けてきた。
しかし、今の状態が続けば銀行からの借り入れを余儀なく
されることなどから、家族による相談の結果、
閉館を決めたという。

 「いい思い出はあるが、つらかったことはない」と
振り返る昌明さん。「喜怒哀楽を表現する芝居の生の
魅力をファンに伝えられたことに満足している」と
力強く語った。

一方、昌明さんは弁天座の建物を取り壊さずに残す方針。
大衆演劇の灯(あか)りをともし続けるために、
運営を担ってくれる会社などに劇場を貸し出したい考えだ。

9月公演は29日まで。16、22日は休館。

                  引用元 毎日新聞奈良版
                  浜名晋一記者
弁天座2.png


高田ダイヤモンドがついに復活するのか?・・・。
ないない。

もっと早く告知して、大々的に「さよなら公演」とか
打てばよかったのに。

それにしても気にかかるのが、向かいの饅頭屋さんと
信号の所の履物屋さん。この2軒はこの弁天座と
運命共同体であったのに!これからどうすんだ?!

この夏~秋で高田を去る店がちょこちょこと。
神楽交差点のラーメン屋さん坂内、
片塩商店街のべにやさん。

開店は、イオンモール橿原の郵便局に、
うろん屋のきらくがトナリエの1階にオープンするぐらいか。

不景気風がビュンビュン吹き荒れてるぜ!

nice!(38) 

nice! 38