2日夜。菅義偉首相は、自民党役員人事の一任を
取り付けるため、麻生太郎副総理兼財務相と接触した。

同じ神奈川県選出で信頼する麻生派の
河野太郎行政改革担当相を要職に起用できないか―。

だが、麻生氏は声を荒らげた。
「おまえと一緒に、河野の将来まで沈めるわけにいかねえだろ」

首相は説得を試みたが、麻生氏は最後まで首を縦に振らなかった。

もう1人、首相の後ろ盾である安倍晋三前首相にも
党人事への協力を求めたが“三くだり半”を突き付けられた。
首相が「孤立」した瞬間だった。

3日午前11時20分ごろ、菅義偉首相は自民党役員会に
出席するために訪れた党本部で、
二階俊博幹事長に辞意を伝えた。

首相側近はテレビで首相の辞意を知り、こう嘆いた。
「人事権も解散権も封じ込まれた総理総裁なんて
見たことがない。最後は裸の王様だったよ」。

                引用元 西日本新聞

怖ろしいな、

この切り捨て方…。

もう菅氏は「用無し」ということだ。

仮にも現時点でまだ一国の総理という立場の
人間に対してこの仕打ち…。

そして内々の会話が、すぐに表に出て来て顔に泥を塗り、
総理退陣への外堀を埋めてしまう…。

かつて悪の組織ショッカーが、ゲルショッカーに
乗っ取られたように、そこには「人の心」はない。

正直、今回の就任時期、菅氏にはタイミングが悪く、
責任が重すぎた。しかし、ほかの誰ならば、もっとうまく
立ち回れたのか、出来るというならばなぜやらないのか。

総理に進言、協力する事も出来ただろうに、
足を引っ張る事ばかりに重きを置き、
国民の命を軽視し続けているではないか。

菅総理の決断、行動により多くの人命が失われ、
今、この時にも失われようとしているのもまた事実。
「殺人者」である。

それを阻止しなかった者もまた「共犯者」である。
罪人にふさわしい最後ではあるが、その背後で今、
笑っている人間も同じ苦しみを味わうべきである。

日本という国は本当に怖ろしい…。