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幻のアニメ「ガンとゴン」を探せ!の巻 第4回 [身ぐるみを剥がし隊・秘密活動報告]

この連載も終わりに近づいてきたので、
そろそろまとめに入りたいと思う。

その前にひとりのクソジジイをご紹介しよう。
このクソジジイとはスーパーで特売商品を奪い合う仲だ。

最初はこのクソジジイが奈良県でも有数のコレクターだとは知らずに。

コレクターにも色々ある。
このクソジジイはフィルムコレクターだ。

このボクからすると実に面倒くさいモンを集めてるなぁと。

映画フィルムなんてものは適切な温度、環境管理をしないと
退色、腐食、劣化していくばかりなのだ。
それはこの地球上のどの品物にも言えることなのだが、
フィルムは本当に面倒くさい。

しかも、モノが大きくかさばる。
下は16ミリフィルム(25分モノ)であるが、かなり重い・・・。
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こんなものが木造平屋建てのスチール棚にズラリと並んでいる。
温度、湿度管理は・・・まったくされていない。

彼はひとり暮らしだ。

このコレクションを受け継いでくれるものはいない。

裏・市長、フィルムいらんか?と聞いてくれた事もあるが、
とても裏・市長の手に負えるものではない。
ってーか、16ミリの映写技術を持っていない。
それに、このクソジジイも裏・市長も年齢はそう変わらん。
どちらが先にくたばるか、空しいチキンレースの真っ最中だ。

市の図書館にも引き取ってもらえないか打診したが、
いらねぇ」と即、お断りされたそうだ。
当然であろう。使い道がねぇ。

仕方がないので、今は週に3回やってくる介護ヘルパーと一緒に
フィルムとリールを分別して処分する断捨離の真っただ中。

クソジジイの人生のほとんどをかけて収集し、
かなりの財産をつぎ込んだフィルムの数々。

我々、コレクターの末路を見た思いがして実に複雑である。


彼はある時からコレクションをやめた。

コレクターという人種のあまりの薄汚さに嫌気がさして。

テレビなどに登場する有名コレクターの中にも、
様々な人がいるが、その多くが多かれ少なかれ、
他人を泣かせてその犠牲の上に成立しているものが多い。

とにかく「ヒトより多く集めたい」「ヒトよりいいものが欲しい」、
「他人が自分よりいいモノを持っているのは許せない」・・・。

誤解のないように記すが、
そんな人ばかりではない。だが、そんな人が多いのもまた事実。

犯罪スレスレ、もしくは犯罪を犯しているがために
オモテに出せない地下コレクションという物も存在する。
このように地下に潜ったものはもう二度と表には出てこないだろう。

さて、そんなクソジジイが漏らした一言、
「ガンとゴンあるでぇ」。

痴呆症が進んだんだな・・・。オレは思った。     次回、最終回。



■この記事はフィクションであり、実在の人物、団体、企業とは一切
 関係はございません。ご了承ください。

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